「……美桜姐さん…本当にありがとう。…私姐さんの事絶対に忘れません……」
小さな声でつる葉ちゃんは言った。

つる葉ちゃん……。

絶対につる葉ちゃんの水揚げ代は親元に送られない。
卑劣な楼主が自分の店に収めるだろう。