―――あれは私がまだ、小学2年生の頃だったかな。 その日は暇だなーって思って、ちょっと遠くにお散歩に行ったんだよね。 毎日毎日暇で暇で。 退屈なその日その日を無駄に過ごしていたっけな。 しばらく歩いてると、目の前に何かが現れた。 「ん?」 クルリッッ 「うっわぁ!!」 その『何か』が動いたのでびっくりして叫んでしまった。 よくよく見ると、それは男の子だった。 背もかなり低いから、小学一年生ってとこかな。