俺達が走っているのは人通りの多い廊下。 ただでさえ有名な俺達は、周りから更にジロジロ見られる。 けど、そんなこと気にしない。 どうやら、篠崎も思ってることは同じようだ。 「こらー!! 佐々木君ー!! 逃げるなぁー!!」 なりふり構わず大声で叫んでいる。 篠崎も慣れたもんだなぁ。 前はあんなに目立つことを嫌っていたのに。 まぁ、俺のせいなんだけどな。