「飯塚先生なら絶対そう言ってくれると思った!!」


何かマズイ事を言ったか!?


「センセだったら絶対受け入れてくれると思ってたんだ――!!
あたし、頑張るからっ!
公私共にセンセの隣に立てるように!!」


は・・・!?

なんだ、今のは?

宣戦布告のようだったが??


「あれからあたしも調べたんですっ!
『ウスギモクセイ』って二度咲きのモクセイ、あれはちゃんと実るんですよ!
『キンモクセイ』も『ギンモクセイ』もオスの木しかないのに、『ウスギモクセイ』だけは違うって。
あたし、恋も仕事も頑張りますからっ。
二度目の人生を謳歌しますから!!」


ロックオン…された??


「センセだけは、あたしの事『リサコ』って呼んでいいですから!
特別ですよ? 飯塚先生だけですからねっ!
無事あたしが此処に戻るまでは…というか、あたし以外にお婿に行くのは許しませんっ」


ほほう、随分と自信があるようで?


「それは楽しみだな。
こんなオジサンでいいなら頑張りなさい」


「全然オジサンじゃないもん!!」