「…んっ…」



目が覚めた、ここは…誰かの家?



アパートと思われる部屋に布団を敷いて私が寝ている状態だった。頭には濡れたタオルが乗っている



さっき倒れたときよりは楽だけど、まだ頭痛と悪寒が酷かった



「あ、起きた?大丈夫?」



隣でテニスラケットの手入れをしていた、私と同じジャージを着た人は微笑んだ


「あ…はい、ありがとうございます…」



声が掠れている



「喉痛い?」



その人はそういうと私の首に触れた



「ひゃぅっ」



「わわ、ごめん!」



変な声だしちゃった…