「私の普段の態度を見れば…理解出来るだろ?陽那」



「…でも…言って欲しいです」



陽那はしつこく食い下がる。



恥かしくて…馴れにしたくて…私は抵抗したが。


「愛してる…これでいいだろ?」



「…キモチがこもっていないし…声がちいちゃいです」



「お前…私を本当に寝込ませたいのか?」




「恥ずかしいのは判るけど…言葉も大切だと思います…」



「…愛してる…」


私は観念して腹を括って陽那の助手席に身体を乗り出した。



そして後は甘いキスで誤魔化したーーー・・・