朝練の片付けも終わり、
かいやとななと教室に戻った。

「……き…ぉ…き!…ぉ…つき!」
誰かに呼ばれてる気がするー…

「おい、大月!起きろって!」
「え!寝てたの?」

「寝てたことにも気づかなかったんか」
と、目の前にいた大野先生が苦笑して、
わたしを見下ろす。

「あ、ごめんなさい…」
謝りつつも、なんで寝たのかなあと
心の中で考えてた。