「じゃあ、今日も定例始めるぞ?」


会長のその言葉で、みんなが席に着く。


ただ、みんな口がゆるんでいるけれど…………………。


やっぱり、私、降りた方が……………………。


「会長っ、私を降ろしてくれませんか?」


緊張しすぎて、全然声が出ない。


初めて会長の膝の上に座った時よりもやばいかも。


「は?だーめ。」


やっぱり、許してもらえませんよね。


わかってますよ。


私がシュンとしていると、


「結愛は俺のもんなんだから。」


そう、耳元で囁かれた。


耳元は反則ですよっ。


また暑くなっちゃうじゃないですかっ!