式は進んでいく。
事が起きたのは、式の終盤のこと。
「では、本学の生徒会長、蒼井璃斗からの挨拶です。」
え、蒼井……………?
確かさっき…………。
司会者が生徒会長の名前を口に出したとたん、会場は女子たちの悲鳴に包まれた。
やっぱり…………あの人が蒼井様。
騒がしい中、ステージに上がってきたのは、朝出会ったイケメンさんだった。
あのイケメンさん………ここの生徒会長だったんだ。
それに、モテモテ。
そりゃ、そうだよね。
あんなにかっこいいんだもん。
私には絶対に届かない存在。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…