「ううん!私は森川結愛。田舎から引っ越ししてきたから友達居なくて…………。」


「そうなんだ?じゃあ、杏奈と友達になろ?杏奈が結愛のこの街で初めての友達になってあげるっ!!」


無邪気に笑って言う杏奈ちゃんは天使に見えた。


「ありがとう、杏奈ちゃん。こ、こんな私で良いの?あの、その…………地味な子で…………。」


「そんなの関係ないよ?杏奈も友達と学校離れちゃって友達居なかったし…………。それに、杏奈が結愛に声かけたのは、優しそうだし、仲良くなりたいと思ったからだよ?」


杏奈ちゃんは天使。


「あっ、あと、杏奈のことはちゃん付けじゃなくて、杏奈って呼んで?」


「う、うん!ありがとう、杏奈。」


こんな私に、とっても可愛い友達が出来ました。


友達出来ないと思ってたから、すごくホッとした。