「くっそ…!どこいったんだよっ!!」




俺が…曖昧な態度とってたせいで




あんな泣きそうな顔をさせたんだ…




「っ……優子ちゃん…!」




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「いいよ、佐々木。うちもちょっと行きたい所あるし。

じゃ、またあとで」




「ちょっ……優子ちゃん!!」




俺の声はもう人混みでかき消されていた




「え~、なに?今の彼女??」




「いや…違うけど…」




「じゃあいいじゃん!一緒に回ろうよ~?」




は?全然よくねぇよ
こいつら、優子ちゃんの何が分かるっつーんだよ