「呼び出して…なに?」

小柄な少年はそう言って、怪訝な顔をしている。

少女は赤面し、しばらくしてつぶやくようにこう言った。

「好きです。付き合ってください。」

すると少年は、表情を変えずに

「ごめんなさい。」

とだけいって去っていった。