「心桜ーっ!雪掻きやってちょうだい?」

はいはい。と私は返事をして、白とピンクのマフラーを首に回して、手袋をはめてからドアを開けた。

雪がパラパラと降ってきて、その雪は降り止むことを知らない。

いつまでもいつまでも降り積もる。

8年前は雅嵐と、この景色を眺めていたね。

夜にはイルミネーションと雪が交じり合いとても綺麗だった。

ねぇ、東京はやっぱりこの雪は見れないのかな?

雅嵐。
ずっと大好きだよ。
同じ空の下なのに違うとこに居るみたいね。