「……ってかさぁ、何で皆キャプテン達んこつ気付いとっとよ!」



「いや、男女の特別な匂いプンプンだったし?あ、行雲先輩、ダウト」



俺、ピカ先輩、泰ちゃんの部屋で、有ちん先輩と行雲先輩を加え五人でトランプのダウト大会。



ダウトをやりたいと最初に言った、言い出しっぺの行雲先輩は、俺からのダウト勧告に、山盛りのトランプを泣く泣く拾い上げる。



「だいたい、何で俺達の部屋空けなきゃならんのよ?あっちの方が若干広いやんけ!」



「そりゃあ、二人が夜のお付き合いする為に決まっちょるやろ………椿ちゃんダウトォ!」



「ざーんねん、3枚とも5でしたー。上がり!」



『椿ちゃん強すぎ!』とブー垂れながら山を回収するピカ先輩と、ピカ先輩の発言に真っ赤になる行雲先輩。



山盛りのトランプが行雲先輩からバサバサ、と落ちる。



「そ…そそそそ!それって、隣で、えっ………エッチなこつば!」



「まあしよるんやなか?ヤリチンの冷泉が本命相手に我慢げな、無理な話ばいたー」



「有馬先輩、ダウトです」



完全アウトな言葉に突っ込むように、泰ちゃんにダウトを言われた有ちん先輩は苦笑いで山を回収。