「あー、ホント、秀ちゃん見よると、映画のワンシーン観よるみたいに綺麗か」



「覗きとか野暮ったかけど、あぎゃん綺麗かと、目ェ離せんばい」



かわいこちゃんズの言う通り、なんだか、くすぐったく甘い雰囲気の二人だけど、綺麗で目が離せないんだよね。



そんな風に見つめていると、また、なんだかくすぐったくなるような言葉を、秀吉キャプテンが言い放つ。



「お前には、支えでいてほしい。皆の、そして、俺の」



もうさ、俺からすれば、がっつり愛の告白だよ。



でもねぇ、女子って難しい生き物なわけで、はっきりした言葉が欲しいモンなんじゃないの?




「俺は弱い。でも、弱さを皆に見せてはいけない。だから、せめて、少しだけでいい。お前には、分かっていてほしい」



そんなこと言われたら、由貴先輩は嬉しいだろうな。



いつも俺達にスゲー強気な由貴先輩だけど、もうね、とにかくふにゃーっとした顔になってるし。