「…っ!その為には、後半20分、出来るだけ分析あるのみ!」



「そー来なくっちゃ!」



そうだ。経験なんてなんだよ。



うちには、県No.1のオフェンスの妖精なんて言われるアメリカ帰りの凄い人がいる。



美しい、緻密なシュートを打つシューターだっている。



もしこの二人が外しても、敵にボールを取られても不安にならない、凄いディフェンダーが二人もいる。



その誰かが欠けた時は、フォロー出来るシックスマンだっている。



俺は脇役、司令塔。



この凄い駒達を動かして、コート上を支配するために、バスケをやってんだ。



一度気持ちが高まると、ウズウズする。早く、試合がしたい!