小笠原…
お前の悔いは隼人だろ?
見てたらわかる
お前はずーっと隼人が好きだよな?
§§§§§§§§§§§
遊羅へ
遊羅、ごめんね
遊羅にはいっぱいお世話になったし傷つけた
告白...
嬉しかった
でも、私は隼人が好きだから断った
遊羅、気付いちゃってるね
さすがだよ!
文化祭の時助けてくれてありがとう!
ほんとにありがとう!
恋って
楽しくて、幸せで
切なくて、恋しくて
悲しくて、逢いたくて
傷つけて、傷ついて
そんな想いを繰り返してると思うの...
§§§§§§§§§§§
小笠原...
§§§§§§§§§§§
遊羅がいなかったらどうなってたんだろ?
なんかそう考えると怖いな~
遊羅がいなかったらこんな運命じゃなかったしね
遊羅...
私なんかを好きになってくれてありがとう
でも、遊羅にはもっといい人が絶対にいるから
その人を幸せにしてあげてね
この世の中には3億人いるの
だから遊羅にふさわしい人はいるからね
最期に
私と出逢ってくれてありがとう
私を好きになってくれてありがとう
またどこかで逢おうね
萌より
§§§§§§§§§§§
っ!
小笠原を好きになって良かった
お前は最高だな
小笠原も幸せになれよ
小笠原の笑顔キレイで輝いてるよ
俺もまた逢える事を信じてる
何もかもがうまくいかない
そんな時小笠原を思い出して頑張る
小笠原…
隼人と両想いになれなかった恋だけれど
誰もが幸せになれる恋なんてない
誰かが幸せなら、誰かが泣いてる。
それはもうどうしようもないことだ、それが恋なんだから
小笠原の素敵な思い出の恋だといいな
じゃあ、逢える日まで
みんなが戻ってきた
「萌らしいね!」
「奈菜…」
「もうくよくよしない!ずっと笑顔でいる!」
その時の奈菜の笑顔はキラキラ輝いていた
「隼人、俺小笠原を好きになって良かった」
「そっか!お前も変われたか」
遊羅、良かったな
俺からみても小笠原はいいやつだもんな
「隼人は?」
「俺は」
「俺は、びっくりした事もあるけどよかった事もあるし、でも、俺もよかった」
「みんなよかったね!よし!プレゼントみよ!」
「俺はこれ
奈菜はこれ、遊羅はこれか」
「サンキュー」
なんだろ
財布だ…
「ん?遊羅も財布か?」
「ああ、隼人もか」
「私はいえない///」
なんか顔赤いし
小笠原、なにあげたんだよ(笑)
小笠原、最期までありがとな
ほんとにありがとな
俺はお前に出逢えてよかった
お前の気持ちには応えられないけど俺はよかったと思っている
また逢いたいな、そしたらまたいい友達になってくれよな
今度はちゃんと恋人つくれよ!
それでWデートしよーな
萌...
ありがとう
でもちょっとはずいよー////(笑)
嬉しいけどね
萌、最期までありがとうまた逢いたいなー
ううん、逢えるよね?
違うね、絶対逢うもんね!
そん時ちゃんとお礼するよ?恩返しする!
萌はきっといらないっていうよね
でもちゃんと受け取ってもらうよ?
小笠原、ありがとう
俺はなんかしてあげれたか?
できてたらいいな
なぁ、また逢える事楽しみにしとく
小笠原も楽しみにしてくれよな
その時はちゃんとお礼する
どうしようもなく
悲しい日も
泣いちゃう日も
もうダメだって
諦めそうな日も
時にはあるけど
忘れないで
まずは
自分のことを
大切にすること
愛してあげること
忘れるなよ
あれから俺達は笑顔で毎年お墓参りにいき手紙の返事を書いた
俺達はもう大学を卒業する
長い月日が経って最初はみんな抜け殻みたいな状態だったけど元に戻った
そして今日は...
命日
俺達は3人でまた行くんだ
「はーやと!」
「奈菜」
「行くか!」
「遊羅、そうだなー」