最初で最期の片想い




海か....
行きたいよ...


みんなこれからも...っていったけどもうあと3カ月弱しかない...


それにもう通院か入院どっちにするか決めなきゃ


「ねぇ、萌?」

「お母さんどうした?」

「通院か入院決めた?」

「今考え中」

「奈菜ちゃん達に言ったら?」

「やだ」

「萌...」



お母さんごめん


言いたい事はわかってるでも、、、
ごめん


今日はお正月2日目


うーん、どうしよ


入院になったらバレる

だったら通院がいいかな?
でも通院だとちょっとだけはやくなる
できればみんなと長くいたい


よし!


「お母さん...」

「萌どうしたの?」

「お父さんも聞いて」


お父さんは頷いてくれた

「私、通院しようと思う入院だとみんなにバレちゃうから」

「でもちょっとはやくなるよ?」

「それを承知で通院にした」

「萌が決めた事だから口出しはしない
ただ後悔はするなよ」



「わかってる」

「ならいい」


お父さん、ありがとう
お父さんの言葉
心に響く

後悔はしないよ
大丈夫


「ありがとう、私は部屋に戻るね」



「お父さん、私こっそり奈菜ちゃん達にいうわ
あのこには申し訳ないけど...」

「ああ、できればそうしてほしい」


なんて会話をしていたなんて私は知らなかった
だって部屋で泣いてたんだから



「奈菜ちゃん、隼人くん、遊羅くん
きてくれてありがとう」

「いえ」


そう、なぜか小笠原のお母さんに呼ばれ俺らは小笠原ん家にいった
小笠原は今いとこん家らしい




「あのね、あのこからは口止めされてたんだけど…」


少しの沈黙


「あのこ実はがんなの」

がん…?

が...ん...?

……がん?


「え?萌がですか?」

お母さんがコクンッと頷いた

「な、治るんですよね?」


あの遊羅が動揺してる

「それが、体育大会の時倒れたわよね?
私とお父さんが呼び出された時にがんだっていわれたの」


俺はやっと頭が動いた
そこで出た言葉が


「まさか、寿命が...」

「えぇ、今年の3月なの」


3月...
あと3ヵ月もない


「そんな...」


奈菜は今にも泣きそうな顔をしている
遊羅は唇を噛み締めている


もう小笠原と言い合いはできないのか?
奈菜の事で相談できないのか?
アドバイス聞けないのか?

いつも笑ってて肝心な事をいわないそれが小笠原
いつも自分で全部抱え込む



くそっ

なんで気付かなかったんだ



「萌は知らないって思ってるからできるだけ普通に接してあげて
あとあのこ通院するから学校休むけどよろしくね…」


「わかりました」

「教えてくださりありがとうございました」

「大丈夫です、萌は私の親友だから...
私は、私は萌の為に笑ってます」


奈菜...

「みんなありがとう…」

では
といって小笠原ん家をあとにした



「奈菜ちゃん、隼人くん、遊羅くん
きてくれてありがとう」

「いえ」


隼人が返事をした

中に入って座ると


「あのね、あのこからは口止めされてたんだけど…」

少しの沈黙
いい予感はしない

「あのこ実はがんなの」

が...ん...?

……がん?


「え?萌がですか?」

びっくりしすぎて変な質問をしてしまった

萌ママがコクンッと頷いた

「な、治るんですよね?」


珍しく遊羅が動揺してる

「それが、体育大会の時倒れたわよね?
私とお父さんが呼び出された時にがんだっていわれたの」




「まさか、寿命が...」

「えぇ、今年の3月なの」


3月...
あと3ヵ月もない
萌といれるのは3ヵ月もない...



「そんな...」


今は泣かないように我慢するしかできない



遊羅は唇を噛み締めている
そりゃあ、好きな人だもんね


ねぇ、萌...
なんで萌はいつも1人でなんでも抱え込むの?
私達に相談していいんだよ?萌は心配かけるからって相談しないかもしれない
でも、私達は相談してほしい




「萌は知らないって思ってるからできるだけ普通に接してあげて
あとあのこ通院するから学校休むけどよろしくね…」


「わかりました」


「教えてくださりありがとうございました」


「大丈夫です、萌は私の親友だから...
私は、私は萌の為に笑ってます」


私なにいってんだろ?
日本語おかしかったよね?


「みんなありがとう…」



では
といって萌ん家をあとにした