最初で最期の片想い





「てめぇ、なにいってんの?ふざけんなよ」

ってキレた~!!!!!


いつもキレないのに
どうしたんだ?


頭ん中ハテナマーク~~~~(笑)



「ちょ、なんでキレてんの?いつもキレないのにどうした~?」


「は?お前には関係ねぇし」


ズキッ
胸が痛い

と同時に

プチンと何かがキレた


「関係ないなら私にキレないでよ!
“関係ない人”にキレないでよ!ばか、アホ、かす」


といって教室を飛び出してしまった


大声で喧嘩してたからクラスのみんなは私達を見てた


私ってばかだなぁ


勝手に浮かれて、1人盛り上がっちゃってさー

何やってんだろ~

しかも“関係ない人”
を強調しちゃったし...


と私は屋上に来ていた
くる途中にたつたろうと会ったけど無視してきた
もちろんクラスの子や奈菜にも名前を呼ばれたけど無視して走ってきた


もう自分が嫌だ
だいっきらい
なんでこんな私なの
なんで、なんで?
こーゆー性格なの?


もう病んできた...

何もかもどうでもよくなってきちゃった...(笑)


ヤバい泣きそう
誰もいないしいいよね?
私は人前では泣かない主義だから

と安心して泣いてしまった


ギー


すると屋上のドアがあいた


私はヤバいと思い
涙をとめようとするが一度流れた涙はそんな簡単に止まらず


「お前、泣いてんの?」

と頭の上から聞こえた…

ああ、最悪
今日は運がない日だ...



「おい、無視かよ」


ん?聞き覚えのある声だ
恐る恐る顔をあげると

「っ!?」


隼人だ


「お、やっと反応してくれた。てかお前泣いてんの?」

一番いわれたくなかった言葉


「泣いてないし、ばかじゃないの?」

ああ、意地張っちゃった素直になればちょっとはかわいいのに...




俺は神谷隼人
彼女はいる
そしてうざいやつ
小笠原萌



キーンコーンカーンコーン


ガラッ

奈菜と小笠原が入ってきた

走ってきたのかそうとう息切れしていた


俺はからかうために言った
まさか喧嘩になるなんて思わずに...
アイツの性格はわかってるはずなのに...
言ってしまった


「小笠原なにしてんだよ~、早く座れ」

「はぁ?今走って疲れてんの、わかる?
どうせいうなら奈菜にいえよなぁ(笑)」


「はぁ?」


「あ!わかった!
奈菜には優しくするから“お疲れ様”とかいうつもりだったんだ~」


その言葉を聞いた瞬間いつもならキレないけど
なぜかキレてしまった

「てめぇ、なにいってんの?ふざけんなよ」

言ってから後悔した
なんでキレたか自分でもわからない

小笠原はちょっと所じゃなくスゴく驚いていた

すると、戸惑いながら聞いてきた

「ちょ、なんでキレてんの?いつもキレないのにどうした~?」

でも、一度キレたら元には戻らず
そのまま言ってしまった


「は?お前には関係ねぇし」


「関係ないなら私にキレないでよ!
“関係ない人”にキレないでよ!ばか、アホ、かす」


と言い捨てて教室を飛び出してしまった



俺何やってんだ
なんでキレてんだ
バカだなぁ
てか“関係ない人”を強調されたし...


すると、奈菜が


「今のは隼人が悪いから謝ってきて、多分屋上にいるから」


「だよな。今のは俺が悪いよな。謝ってくる。
奈菜ありがとう」


「うん!」


とにっこり笑った

俺は謝りに屋上に急いだ

ギー


屋上のドアをあけると
小笠原らしき人がいた

近付くと泣いてる感じがした


「お前、泣いてんの?」
そう聞いても反応しなかった
だから

「おい、無視かよ」

そういうと恐る恐る顔あげた

「っ!?」

あげた瞬間
なんでここにいんの?
って顔をしていた


「お、やっと反応してくれた。てかお前泣いてんの?」

そう聞くと

「泣いてないし、ばかじゃないの?」

といった


嘘が下手なやつ
顔に涙のあと残ってるし目が赤いのに
“泣いてない”とか嘘に決まってんだろ

ほんと素直じゃねぇやつ

「おい、泣いてたんだろ?何嘘ついてんだよ」


「あんたには関係ないでしょ?しかも
なんでここにいんの?
授業始まってんじゃん
ばかは授業うけろよ」


ばかはお前だろ
って言いたいけど
今はまた喧嘩になるから我慢する


「私1人になりたいからじゃあね」



「おい、待てよ」

そういって腕をつかんだ

「離して」


「無理」

「なんで?関係ないんでしょ?なら離して」


「話がある」

「関係ないのに話があるの?」

泣きそうな声でそう言った
“関係ない”がそうとう傷ついたみたいだ


「ねぇ、はやく1人になりたいからはやくして」

「さっきは悪かった。
ごめん」

一回頭を下げてから
小笠原の顔を見た

そしたら驚いていた