「…千華…?」
「あ、竜之亮くん。どしたの、こんな所で?」
千華がいた。
そう、千華は、夜の凪沙だったのだ。今にして思えば、顔も瓜二つだ。
俺はカメラの映像を保存し、こう言った。
「千華、ちょっとこれ、見てくれるか?」
「?」
俺はカメラを千華に見せ、さっき撮った映像を見せた。