凪沙の家に着き、鐘の音が鳴るインターホンを鳴らした。5分待っても、10分待っても、誰も出ない。行き違いになったのかもしれない。俺は道を引き返した。
公園に着き、時計を見る。午後6時58分。誰もいない。俺はベンチに座り込んだ。
ふと、肩を叩かれた。俺が振り返ると、そこには…。
「びっくりしました?軽く、倍返ししちゃいました。」
いつもの凪沙の姿があった。