俺は切り札を使うことにした。
「夜の記憶がない…。」
「え…?」
「凪沙は確かこんなこと言ってたよね?千華は、昼の記憶がないって言ってるんだけど、これって…偶然?」
「…。」
「もう1回だけ。凪沙の中には、もう1人の凪沙がいる、そのことに…気づいてるよね?」
「夜の記憶がない…。」
「え…?」
「凪沙は確かこんなこと言ってたよね?千華は、昼の記憶がないって言ってるんだけど、これって…偶然?」
「…。」
「もう1回だけ。凪沙の中には、もう1人の凪沙がいる、そのことに…気づいてるよね?」