教室に戻ると、黒板には色鮮やかなメッセージ欄があった。赤、青、黄色、紫…。色んな色のチョークで描かれたそれは、俺には1つの芸術作品のように見えた。…っていうか、紫色のチョークなんて、あったっけ?
三ツ国先生が教室に入る。そうか、今日で先生とも、サヨナラか…。
「えー、今からこの黒板に、皆さんがこの学校にいたという爪痕を残したいと思います。どうぞ、自由にメッセージを残して下さい。」
三ツ国先生が教室に入る。そうか、今日で先生とも、サヨナラか…。
「えー、今からこの黒板に、皆さんがこの学校にいたという爪痕を残したいと思います。どうぞ、自由にメッセージを残して下さい。」