「ごめんなさい、竜之亮さん…!」
「え…?」
「私、竜之亮さんと一緒の大学に…行けませんでした…!」
「凪沙…。もう泣くなよ…。」
こんな時でも、凪沙は俺のことを心配してくれていた。こんな凪沙と、俺は離れたくなかった。
「俺…。辞めるからさ。」