だが、凪沙が驚いているのは、そのことについてではないらしかった。
「竜之亮さん…。」
「どうした?」
「これ…見てください…。」
「ん?」
凪沙の番号は、8808番。語呂合わせにすると、「母親」だ。そして、凪沙が言う場所には…。
「8807、88…09?」