「えっと、8931番は…。」
8931番。「白菜」と読むしかないこの番号が、俺の運命を決める。こう思うと、この変な番号にも、笑っていられない。
「8915、8916、8918…。」
俺は祈りながら、眼を動かす。
「8926、8928、8930…。」
次の番号が、俺の道を示してくれる。