合格発表の会場に着くと、鼓動が激しく加速するのが分かった。やっぱり、これが人生の分け目なんだ。こう思うと、ある種の興奮と緊張を隠さずにはいられない。
「緊張する…。倒れそう…。」
緊張をほぐそうとして、俺は辺りを見回す。喜ぶ人、落ち込む人、いろんな人がいる。そんな中、いよいよ俺も、自分の受験番号を探し始めた。