「また引っかかっちゃって…、竜之亮くんのドジっぷりには本当に呆れちゃうよ。」
1つため息をつき、俺は言った。
「全く…。千華もイタズラ好きだな…。」
笑いながら千華が言う。
「だって、面白いんだもん。」
「はいはい…。」
俺は再び宇宙を見上げる。
「さっきから何見てるの?」
「ちょっと天体観測をね。」
「ふーん…。」