凪沙を責めたい、なんて気持ちは無かった。凪沙と練習ができなかったのは、凪沙にも止められないある理由があるからだ。それに、今言ってしまうと七尾さんとの約束を破ることになる。 「昨日は…すいませんでした。」 健気に謝る凪沙に、俺が覚えたのは自責の念だった。