だが、それより気になることがあった。
「っていうか、凪沙は今病院だろ?」
「あれ?知らなかったの?凪沙ちゃん、今日退院らしいの。」
「ホントか!?」
俺はもう一度その言葉を聞きたくなった。凪沙が…帰ってくる。
「ホントだって言ってるじゃない。全く、彼女が退院することも分からないなんて、彼氏失格ね。」
「だーかーら、違うって!」
そして、司会進行は俺がやることになった。