こんな夜中に来てまで話すようなことだ。よほど大切なことなのだろう。
「どうした?」
「家出…してきたんだ…。」
「家出…?」
「うん…。」
あの千華が…家出?そんなことするような性格じゃないのに…。
「何が…あったんだ…?」
「アタシね、お爺ちゃんにに『家から出ていけ』って言われたんだ…。」