「ごめん…」






え…

今なんて…

ごめん………?


私、振られたの?

いや、それ以外に何も無いでしょ。



あぁ…振られたんだ




「ん?あっ、大丈夫!気にしないで」


でもちょっとくらい気にしてとか
思ったりしてる。


得意の作り笑いでその場を乗り切る。





「じゃ、じゃあ、私帰らなきゃ!ばいばい!」

急いでその場を逃げ出す。




頭が混乱してる

走って走って走りまくって

胸が張り裂けそう

痛い痛い痛い

もう何が何だか分からないけど




これだけは分かる

分かりたくないけど




痛いほど分かるんだ…











「私、振られたんだ…。」