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『う……ぅ…優絵、優花元気でね…』





私の友達…絵魅が、電車のホームから手を振っていた。




『大丈夫だよ。また会える…』




私が答えると、絵魅は笑って…




『約束だよ!!絶対に会おうね!』





電車の窓から手を出して指切りをした。






『うん…約束!!!』





『発車〜!!!』






電車が動き出すと絵魅もつられるように走る。





『優絵!!気をつけて!!都会では、AB型ッ……』





絵魅の姿がだんだんと小さくなっていく…




『AB型が…何だって?』






私の隣に座っていた、優花が聞いてき
た。




『ごめん、私…聞き取れなかった。」




『一体なんのことだろうね?」』




『うん……。!!!もしかして!!』




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ジリリリリリリッー





ぺちんッ




「う〜、うるさいな…」




目をこすりながらベットを出て、クローゼットから、新しい高校の制服を出し
た。
私は、鴈崎優絵。田舎育ちの17歳。
わけあって、田舎から都会に引越すことになったの。

問題児とかじゃないから!ちゃんとした学生だから!!

これから通う高校はK高校。制服がとっても可愛いことで有名なの!

でもさ、私ってブスだから、こんないい制服きても似合わないのよね〜



「う〜ん…やっぱり、ブスがこんなにいい制服きても似合わないな…」



私ってかなり地味なのよ…

メガネして、二つ縛り…本当に地味!
コンタクトは高いし…私に似合う縛り方もない…
それともう一つ理由がある。






それは……




バンッ!!!!








『優絵ー!!早くいくよ!!』