六時間目の授業が終わるチャイムが鳴る。



私は、カバンを持って、凛の教室まで、走った。


凛の教室に着くと、丁度、凛のクラスも、学活が終わった所だった。




「りぃーん〜。」


窓から、凛を呼ぶと、凛はこっちを見て、「はいはい、分かってるって。図書室やろ?」
と、見透かしたように言った。


「ゔぁーっ、凛、ありがとぉー!」
私はそう言って、凛に抱きついた。