「次ぎだよ」


「あ、うん」


組み合わせは当然さよとさよの彼氏さんとあたしとゆう


ゆっくりとゴンドラは上に上がっていく


ゴンドラから見える遊園地は綺麗以外の表現ができないぐらい綺麗だった


「綺麗だね」


「そうだね」


そういい終わるとゆうの唇はあたしの唇の隣りにあった



恋人たちがなんで最後に観覧車に乗るのかわかったような気がする

きっと皆完ぺきなシチュエーションでこういうことしたいのかなって


観覧車が終わらないといいのにって夢を見たりしたんだ