B病院は家から1番近い総合病院

ということは家の前で事故ったって事?

「こちらの病院に佐藤みかって人来ましたか?」

できるだけ平静を失わないようにしたが頭はすでにパニッツ状態だった

嘘であって欲しい

間違いであって欲しい
看護婦さんに案内されて病室の前に来た

『ガラッ』

「失礼しま『ピーーーー』」

あたしが入ったのとほぼ同時に機械音が鳴り響いた

そしてベットに横たわっていたのは

紛れもなくあたしの妹のみかだった

「みか、みか。目開けてよ。ねぇみか」

みかは目を開けなかった

隣りではみかの友達らしき人が泣いていた

何で泣いてるの?

ドウシテ?

「みか~何で死んじゃうの?」

何で死んじゃうの?って
みかは死んでないよ

ここにいるじゃん

またいつも通りただいまって笑顔で言ってくれるよね?

「みか、みか?」

「お姉さん」

「みかは死んでなんかないよ」

そういうと病室を飛び出した