仕事が終わるとどこにも寄らずに一直線に帰った


「ただいま」

電気が付いていた

「おかえり」

久々にゆうが先に帰っていた



「ゆう~」

あたしは思わずゆうに抱きついた


「ゆき?」

突然抱きついたあたしに少し驚いていた

「淋しかった」

「そっか」

悲しそうな顔をした

でもその後すぐ笑顔になった

「これ」

1つの小さな箱をあたしに渡した



「開けていい?」


「うん」

開けると中には綺麗なピンクの石がついた指輪