「メリークリスマス」
グラスがぶつかりあう音が響く

「ケーキ美味しいよ」
「本当?」

「うん」

良かった

ケーキ上手く出来てて
料理は全部美味しくて
「ねぇゆう」

「ん?」

言えないよね

ゆうが好きなんて

今が幸せならなおさら
この幸せを手放したくなんかないから

「やっぱ何でもない」
「何?言って気になるから」

「何でもんっ」

突然唇を塞ぐようにキスをされた

「ごめん、俺ゆきの事好きかもしれない」

「あたしも、あたしもゆうの事好きだよ」

ゆうもあたしの事好きなの?

「んんっ」

あたしの舌とゆうの舌が絡みあった

さっきよりもっと深いキスを交わしたんだ