「新入りでしょ」

「はい」

頑張って笑顔を作って答えた

あたしを指名してきたのはサラリーマンぽい中年のおじさんだった
「若いでしょ、年いくつ?」

「22でぇす」

先輩を見よう見まねで相当頑張った

「疲れた」

この日の指名はさっきの人の他にもう1人おじさんだけだった

「新人にしては凄いじゃん」

「ありがとうございます」

「敬語なんて使わなくていいから、あたしかよあなたは?」

「あたしはゆきです」
「だから敬語はいいって」

かよとはすぐに仲良くなれた

かよはこの世界に入ってから2年ぐらいたつらしい


毎日キャバとゆうの家自分の家を往復する毎日をおくっていた