次の日、あたしは朝1番に大学へ行った

退学届

これを出すために

「ゆき、ほんとにやめちゃうの?」

「うん」

大学に行く意味を感じられなかったと同時に学費を払うのが辛くなった

バイトも1週間休んだらクビになった

「新しい就職先も探さないとな」

仕事なんてそう簡単には見つからなかった

家の家賃もあるしあんま安いと

見つけた1枚のチラシ
キャバクラのものだった

あたしはそこへ電話をかけた

もうこの世界に入るしか無かったんだ