「どこにあるの?お気に入りの場所って」

「こっち」

自転車は暗闇の中進んでいった

「着いた」

自転車を止めた

「海?」

海水は月の光で輝いてて

「綺麗だろ」

「うん、綺麗」

「小さい頃よくここで遊んだんだ」

ゆうが小さい頃遊んだ場所か

「ここ夜が1番綺麗なんだ」

ゆうの言葉通り本当に綺麗だった

雨の後だったので砂浜に座ることは出来なかった


「夏来てみたいな」

「夏か、泳げるもんな」

「うん」

あたしたちは自転車に乗ったまましばらく海を眺めてた