幸い屋上には人がいなかった
みかと同じ場所で死んだらまた会えるかな?
生きてる意味がないなら…
生まれ変わった方がいいよね
今度はいらない子なんかじゃなくて愛される子になりたい
下を見る
マンション、ケーキ屋さん、学校
ここから落ちたら死ぬよね?
フェンスを乗り越えギリギリのところまで来た
心残りなんてない
あたしは生まれ変わるから
前に落ちるように倒れた
『パシッ』
「?」
誰かに腕を掴まれた
「誰?」
後ろを振り向いた
「ゆう?」
「俺も死にに来たのにな、何で止めたんだろう」
「ゆうも死にたいの?」
「まぁそんな感じかな」
「妹が死んでね、悲しくて辛くてねあたしのたった1人の家族だったんだよ」
「うん」
「それでね皆あたしが死ねば良かったのにってあたしいらない子なの」
そこまで言うとゆうくんはあたしのことを強く抱き締めた
「ゆう?」
「いらない子なんていないから」
ゆうの腕の中は心地よくて
ゆうのいってくれた言葉も何か嬉しくて
あたしはまた泣いてしまった
みかと同じ場所で死んだらまた会えるかな?
生きてる意味がないなら…
生まれ変わった方がいいよね
今度はいらない子なんかじゃなくて愛される子になりたい
下を見る
マンション、ケーキ屋さん、学校
ここから落ちたら死ぬよね?
フェンスを乗り越えギリギリのところまで来た
心残りなんてない
あたしは生まれ変わるから
前に落ちるように倒れた
『パシッ』
「?」
誰かに腕を掴まれた
「誰?」
後ろを振り向いた
「ゆう?」
「俺も死にに来たのにな、何で止めたんだろう」
「ゆうも死にたいの?」
「まぁそんな感じかな」
「妹が死んでね、悲しくて辛くてねあたしのたった1人の家族だったんだよ」
「うん」
「それでね皆あたしが死ねば良かったのにってあたしいらない子なの」
そこまで言うとゆうくんはあたしのことを強く抱き締めた
「ゆう?」
「いらない子なんていないから」
ゆうの腕の中は心地よくて
ゆうのいってくれた言葉も何か嬉しくて
あたしはまた泣いてしまった