「何でなにも言わないの?ねえゆう」


目の前のゆうがなぜ血だらけなのかあたしにはわからなかった


周りの人が呼んでくれたのか救急車が来た


「大丈夫?」


「えっ?」


何が大丈夫なの?

「血がついてるよ」


額を触って見ると赤い液のようなものが着いた

あたしは大丈夫

ゆうは?
ゆうは?


ゆうとあたしが救急車に乗せられた


何があったの?



だんだん意識がもうろうとしてきた


「大丈夫?」


その言葉を最後にあたしの意識は途絶えた