暗くなるまでずっと海にいた


肩に触れた冷たいもの

「雪だ」


雪はどんどん降り注いでいった


綺麗な粉雪だった


綺麗な海
綺麗な雪

完ぺきなシチュエーションのような気がした


まるで雪があたしたちの幸せに祝福してるようなそんな気がした



でもそれは少し違っていたね

このシチュエーションはあたしとゆうの最後のプレゼントだったんだよね