あたしたち以外誰もいない海


「あたしたちの貸し切りだね」


「本当だな」


貸し切り

何か優越感があった


「冷たっ」


少し触れた海の水は冷たかった


「ゆきってさ本当子供っぽいよな」


「そうかもね」


「でも何か守ってあげたくなる」


「じゃあゆうは守ってね」


「当たり前だろ」