「ごめんね、あたし疑っちゃって」


入れてだったコーヒーからはもう暖かさは感じられなかった


「心配かけてごめん」

「もう心配かけないでね」


「これ」


さゆに小さな箱を差し出した


中には綺麗な指輪が入っていた


「結婚してくれないか」


「うん」


婚約指輪だったんだ



さよの目からはさっきとは違う涙が流れていた