さよが泣きやむまでずっと隣りにいた


「ゆき、ごめんね」


「何で謝るの?さよは謝んなくていいんだよ」


かすかにさよが頷いたような気がした



「そうだよね、浮気なんてしてないかもしれないもんね」


「そうそう、前向きにね」


そう考えるしかないから


「ゆき、今日はずっとここにいて?」


「うん」


さよが心配だから

いてあげたいと思ったんだ