あれからどれくらいの時間が経ったのだろう。

 
頭の中が、ずっと混乱している。


会ってどうなるの?


ただお互い苦しいだけなのに。


ありささんを、傷つけるだけなのに。


メールを送信してしまった罪悪感が私を襲う。


その時だった。


ピンポーンとインターホンが鳴った。


ずっとドキドキしていた心臓が、さらに激しく音を立てる。


走って玄関へと向かい、ガチャンと扉を開けるとそこには……。




白いTシャツにジーンズ姿の朝日さんが立っていた。