「披露宴で使う曲。由梨ちゃんが一緒に選んでくれない?」
「えっ?」
「参考にしたいんだ。俺の趣味だけじゃ偏ってしまいそうだし」
「で、でも」
披露宴の曲って、二人で選ぶことに意味があるんじゃないの?
「お願い」
うっ。
そんな綺麗な顔でお願いされるとちょっと。
「ま、まぁ、参考程度ということなら……」
「やったー。ありがとう。
今度、曲を色々持ち寄って打ち合わせしようよ。
あ、連絡先教えてくれる?」
その言葉に、トクンと心臓が跳ねた。
「この前渡した僕の名刺にアドレスも電話番号載ってるんだ。
さすがに今は持ってないよね。
由梨ちゃん、今スマホ持ってる?」
「え?あ、はい」
ポケットからスマートフォンを取り出すと、朝日さんも自分のスマートフォンを出していた。
赤外線通信で、男の人と連絡先を交換するなんて初めてでドキドキしてしまう。
私はとにかくスマホを持つ手が震えないようにするのに必死だった。
「えっ?」
「参考にしたいんだ。俺の趣味だけじゃ偏ってしまいそうだし」
「で、でも」
披露宴の曲って、二人で選ぶことに意味があるんじゃないの?
「お願い」
うっ。
そんな綺麗な顔でお願いされるとちょっと。
「ま、まぁ、参考程度ということなら……」
「やったー。ありがとう。
今度、曲を色々持ち寄って打ち合わせしようよ。
あ、連絡先教えてくれる?」
その言葉に、トクンと心臓が跳ねた。
「この前渡した僕の名刺にアドレスも電話番号載ってるんだ。
さすがに今は持ってないよね。
由梨ちゃん、今スマホ持ってる?」
「え?あ、はい」
ポケットからスマートフォンを取り出すと、朝日さんも自分のスマートフォンを出していた。
赤外線通信で、男の人と連絡先を交換するなんて初めてでドキドキしてしまう。
私はとにかくスマホを持つ手が震えないようにするのに必死だった。