私と夏樹さんは、夜明けまで激しく何度も愛し合った。


夏樹さんは、私の身体に無数の赤い印を刻んだ。


まるで自分のものだと主張するかのように。


私も夏樹さんの胸に、いくつかの赤い花びらを残した。


すぐに消えてしまうとわかっていても、お互いにそうせずにはいられなかった。


夏樹さんは私を抱きながら、何度も「愛してる」と言ってくれて、そのたびに涙が溢れた。


夏樹さんと出会えて、本当に良かった。


女に生まれて良かったって、心からそう思える。


もう二度と、男の子に生まれたかったなんて思わない。


あなたが男性だから、私は女性でいたい。


あなたが愛する私を、大切にしたい。




夏樹さん、愛してる。






心から、愛しています……。